できるだけ「削らない」「抜かない」むし歯治療のメリット
皆さんこんにちは。
わだ歯科クリニックです。
当院では、可能な限り削らない、抜かないむし歯治療に努めております。
なぜなら、エナメル質や象牙質は、かけがえのない組織だからです。
今回はそんな保存を第一に考えたむし歯治療の利点について詳しく解説します。
私たちの体は、いろいろな細胞や組織によって構成されています。
全身を覆う皮膚組織や体を支える骨組織などの占める割合は非常に大きいです。
その他、呼吸や消化、排泄などを担う内臓も含め、ほとんどの組織はダメージを受けても再生されます。
けれども、歯に限っては、傷ついたり、欠けたりしても再生されることはありません。
歯はそしゃく機能を担う中心的な存在であるにもかかわらず、一度失ったら元に戻すことができないのです。
むし歯にかかると、放っておいても歯質はどんどん失われていきます。
これはむし歯菌が産生する酸による影響です。
そんな病態を改善するむし歯治療においても、必ず歯質は失われていきます。
むし歯は歯を削らなければ根治できないからです。
そこで当院では、できるだけ削らないむし歯治療を心がけることで、患者さまのかけがえのない歯の保存に努めております。
歯質を失ったのなら、レジンやセラミックで補えばいいのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、現時点で天然の歯に優る歯科材料は存在していないのです。
つまり、歯を失えば失うほど、性質の劣った材料で補完していくこととなります。
そう考えると、エナメル質や象牙質の大切さを改めて実感しますよね。
ですので、重症化したむし歯であっても根管治療をしっかり行い、抜かないことを最優先に考えた方が良いといえるのです。
このように、当院が可能な限り「抜かない・削らない」むし歯治療を実践しているのは、天然の歯質がそれだけ大切なものだからです。
そんな保存的なむし歯治療をご希望であれば、ぜひ当院までお越しください。